研究紹介1

創薬研究開発パイプライン

 高齢化社会や疾病構造の変化など医療は大きな変革期を迎えています。新しい医療を創生する上で、医学のみならず異分野の最先端技術を融合し、新しい「知」の創造に取り組む必要があります。また、製薬企業が取り組んでいる「新薬開発」の領域は限られており、患者数の少ない希少疾患用医薬品(オーファンドラッグ)や社会的に重要な難治性疾患(例えば腎臓病)に対する新薬開発は思うように進んでいません。高いレベルにある日本のライフサイエンス分野の基礎研究が、近年はその応用である創薬に結びつかず、創薬力の低下や創薬人材の不足が危惧されています。
 当分野では、「大学からの創薬(治療薬の開発)」を目的として、見出した遺伝子・蛋白から予測される「治療コンセプト」の提唱を行い、基礎研究や細胞・動物実験による検証のみならず、新規医薬品開発に向けて、「化合物の探索(Hit discovery)」「構造最適化(Lead optimization)」、「動物薬効評価(Validation in animals)」、「非臨床試験」、治療コンセプトをヒトで証明するための医師主導による「早期臨床試験(第I、IIa相)」まで含めた広い領域でのトランスレーショナルリサーチに取り組んでいます。
 当分野における「大学からの創薬(治療薬の開発)」は、異分野融合、学際領域研究で、効果的に効率良く実施され、革新的な創薬研究開発パイプラインを実現しています。


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